YNU研究イノベーション・シンポジウム2019|横浜国立大学

  ヘルスケアのために大学と地域が連携する
         ― そして MaaS へ ―

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開催趣旨

 私達、横浜国立大学は過去2年間のシンポジウムで、Society5.0という未来ビジョンを取り上げてきました。ICT、人工知能、ロボットを中核に、実世界とサイバー空間をつなぐ「CPS(Cyber Physical Systems)」が実現することで、人々に豊かさをもたらす超スマート社会が生まれてくるシナリオです。

 昨年度のシンポジウムでは、このSociety5.0を実現する分野として「ヘルスケア」、そのための仕組みとして「大学と地域の連携」に着目し、神奈川にSociety5.0を構築する方策を検討しました。そしてこれらに応え、実際に本学のキャンパスで、地域で生まれたヘルスケアの強みを社会実装するための研究が開始されました。同様に、本学の強みを地域の仕組みで実用化していく取り組みも展開されています。

 それでは、こうした動きは、今後どのような形で神奈川にSociety5.0をもたらすのでしょうか。今回はそのための駆動力となる「MaaS(Mobility as a Service)」という新たな流れを取り上げます。今、社会では、モビリティ(移動すること)が大きく形を変えようとしています。バス、タクシー、鉄道、航空などの複数の交通手段がCPSにより統合・一体化されることで、様々な移動が一つにつながり、システムになり、新たなサービスが生まれてきます。 「移動することがサービス化」された社会、MaaSが出現するのです。そして、このMaaSが創り出す新たな盤面で、産業がその姿を変えていきます。

 では、ヘルスケアはどのような変貌を遂げていくのでしょうか?このことを、今回のシンポジウムで検討します。最初に「ヘルスケアのために大学と地域が連携」した実例を紹介し、次に「MaaSという新たな流れ」の内容を示します。その上で、神奈川でのSociety5.0実現に向けて、これからの都市や社会において「MaaS が拓くヘルスケアの未来」について議論します。 

YNU研究イノベーション・シンポジウム2019 講演者紹介

福田淳二教授

福田 淳二 
大型プロジェクト 「毛髪の再生医療」

横浜国立大学 大学院工学研究院 教授

2003年九州大学工学府科学システム工学専攻修了。博士(工学)
筑波大学数理物質科学研究科講師を経て、2013年より横浜国立大学大学院工学研究院准教授、2018年より現職。
2019年よりKISTECプロジェクトリーダー。
文部科学大臣表彰若手科学者賞、他受賞多数。
  
大森清美客員教授

大森 清美 
共同研究講座 「神奈川から世界へBhas42細胞形質転換試験法の国際標準化とライフイノベーション」

横浜国立大学 共同研究講座 客員教授  

横浜市生まれ。1987年東京理科大学薬学部製薬学科卒業。
1988年神奈川県入庁と同時に衛生研究所に配属。
1992年から発がんプロモーション試験法の開発を開始し2006年東京理科大学で博士(薬学)の学位を取得。
2017年よりOECDのNGTxC・IATAのエキスパートメンバーとして活動中。
  
中村文彦教授

中村 文彦 
未来ビジョン「MaaSのヘルスケアへの展開のために」

横浜国立大学 副学長・大学院都市イノベーション研究院 教授
YNU持続可能なモビリティシステム研究拠点長  
 
1989年東京大学工学研究科都市工学専攻博士課程中退。工学博士。
東京大学工学部助手を経て、1995年横浜国立大学着任。2015年より現職。
土木学会国際活動奨励賞、他受賞多数。
藤本利夫氏

藤本 利夫 
イノベーションシステム「湘南アイパークのおけるイノベーション・エコシステムの形成」

武田薬品工業株式会社 湘南ヘルスイノベーションパーク ジェネラルマネジャー   
 
1994年京都大学医学部卒業。医師、経営学修士。
京都大学胸部疾患研究所、ドイツルアーランドクリニック胸部外科医員、京都桂病院呼吸器センター副医長、
ドイツフライブルグ大学胸部外科医員、アメリカメイヨークリニック一般胸部外科臨床フェロー、
静岡市立病院呼吸器外科医長を経て、2006年より日本イーライリリー株式会社にて研究開発本部長執行役員、
            研究開発本部担当副社長を歴任。2017年12月より現職。
 

 

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