論文投稿支援制度
2025年度査読付国際ジャーナル論文投稿支援事業
研究推進機構では、本学の研究成果に対する注目を高め、学術コミュニティや広く社会へ貢献するため、影響度の高い国際学術ジャーナルへの投稿論文のオープンアクセス(OA)化の推進と、研究キャリアの初期段階にある研究者による影響度の高い国際ジャーナルへの論文投稿を支援するため、論文投稿料の補助を実施します。
なお、本事業は横浜国立大学基金の支援を受け実施されるものです。
今年度より(1)支援金額算定方式、(2)支援対象雑誌の判断基準、について変更がなされているので、ご確認ください。(2024年4月)
オープンアクセス化費用の支援については転換契約でも行っております。予めこちらのリンクをご確認いただき、転換契約枠に残余がある場合は、転換契約をご活用ください。
転換契約の対象出版社:Springer Nature,John Wiley and Sons,Elsevier,Taylor and Francis Group
支援内容
下記A・B・C3つの支援タイプがあります。
A)ハイインパクトOA支援型
- 対象者:当該年度に本学に所属しているすべての常勤教員(特任教員含む)
- 対象論文:後述の本事業の対象ジャーナル判定基準に沿って、直近2年のJournal Impact FactorランクがQ1相当とされるジャーナルへ投稿される学術論文
- 対象経費:オープンアクセス化費用(APC等)のみ※OA化経費以外は対象外
- 2025年4月16日(水)~2025年12月26日(金)までに財務会計システムへの入力が完了し、当該年度経費で大学から支出されるもの
※ただし、支援確定後支払い手続きを行う場合は事前相談にて対応します
B)若手支援型
- 対象者:当該年度に本学に所属しているすべての常勤教員(特任教員含む)のうち事業実施年度4月1日時点で45歳以下の教員かつ当該論文の筆頭著者もしくは責任著者である者
- 対象論文:後述の本事業の対象ジャーナル判定基準に沿って、直近2年のJournal Impact FactorランクがQ1、Q2相当とされるジャーナルへ投稿される学術論文
- 対象経費:論文投稿・掲載に際して出版元へ支払う経費
※投稿料、掲載料、査読料、APC、図版カラー化費、表紙掲載料、別刷り費等を含む - 2025年4月16日(水)~2025年12月26日(金)までに財務会計システムへの入力が完了し、当該年度経費で大学から支出されるもの
※ただし、支援確定後支払い手続きを行う場合は事前相談にて対応します
C)JSPS特別研究員支援型
- 対象者:当該年度に本学に所属している全てのJSPS特別研究員(外国人特別研究員を含む)であり、特別研究員奨励費を保持し本学の財務会計システム上にIDがある者かつ当該論文の筆頭著者もしくは責任著者である者 ※外国人特別研究員は受け入れ教員が申請を行うこと
- 対象論文:後述の本事業の対象ジャーナル判定基準に沿って、直近2年のJournal Impact FactorランクがQ1、Q2相当とされるジャーナルへ投稿される学術論文
- 対象経費:論文投稿・掲載に際して出版元へ支払う経費
※投稿料、掲載料、査読料、APC、図版カラー化費、表紙掲載料、別刷り費等を含む - 2025年4月16日(水)~2025年12月26日(金)までに財務会計システムへの入力が完了し、当該年度経費で大学から支出されるもの
※ただし、支援確定後支払い手続きを行う場合は事前相談にて対応します
支援額(A、B、C共通)
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- 以下に示す著者負担金と支払い経費の差額を支援。
支払経費著者負担金額
支払経費 | 著者負担金 | |
1) | 20万円未満 | 支払経費の25%(端数切り捨て) |
2) | 20万円以上55万円未満 | 一律 5 万円。 |
3) | 55万円以上 | 支払経費 – 50万円の差額
※最大支援額は50万円とする。 |
対象ジャーナル判定基準
基本的な判定基準
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- Clarivate AnalyticsによるJournal Citation Reports(JCR)に収録されているジャーナルであること。
- そのうち、申請時点で過去2年分のJournal Impact Factor(JIF)で、ジャーナルに割り当てられているWeb of Science分野のいずれかにおけるJIFランクが上位25%に属するものをQ1、上位25%~50%に属するものをQ2とする。
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判定基準の例外:JIFでは対象外に判定される場合
CiteScoreによる補助的判定
JIFランクが支援対象としての条件を満たさない場合、ElsevierによるScopusにて提供される、JIF相当指標であるCiteScoreにおいて、当該ジャーナルの申請時点の最新のCiteScoreランクが99~75%のものをQ1相当、75%~50%のものをQ2相当とする。
※JCRに収録されていないジャーナルは対象外。
※CiteScoreランクがJIFランクを下回った場合はJIFランクを優先する。
例)CiteScoreランクがQ2相当、JIFランクがQ1の場合はQ1
新興ジャーナルの見なし判定基準
JCRに収録されており、ESCI(Emerging Source Citation Index)分野においてJIFが付与されているものの、JIFランクが明示されていない場合、当該ジャーナルが割り当てられている分野について、JIFランクが明示されているジャーナルリストとなる、SCIE/SSCI等において、Q1もしくはQ2の境界となるJIFの値(Q1、Q2の最小値)を超える場合、Q1もしくはQ2相当とする。
例)ESCI Telecommunications分野で JIF 7.9だがJIFランクが示されていないジャーナルは、SCIE TelecommunicationsにおけるQ1となっているジャーナル群のJIF最小値が5.7を超えていることから、Q1相当として判定する。
※例外の判定基準に合致しているか判断が難しい場合は、問い合わせフォームより事前にご相談いただければ、合致しているか確認いたします。
対象雑誌の調べ方
Clarivate Analytics社によるJournal Citation Reports(学内限定リンク)に収録されているジャーナルのうち、Web of Science分野ごとに付与されるJournal Impact Factor Rankが、申請時点における過去2年のどちらかの値(最新値もしくは最新値の一つ前の値)についてそれぞれの支援メニューにおける条件に合致するジャーナルへ投稿される学術論文が支援対象です。
応募期間
2025年4月16日(水)10:00 ~2025年12月26日(金)15:00
(支援予定額に達した段階で追加支援の可否を検討し締切を調整します)
応募要項
手続きの詳細は下記の事業要項をご覧ください。
- 事業要項(2025年度)(学内限定)
申請方法
下記事項をご準備いただき、申し込みフォームより申請してください。
- 申請する投稿料等についての財務会計システム上の「最終処理No」もしくは「申請No」(支払者が申請者と異なる場合は、事前にこれらの情報を支払者へお尋ね下さい。)
- 申請する論文の「DOI」もしくは「論文タイトル」・「掲載雑誌名」
- 申請者の「ORCID」
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過去の事業概要
- 2024年度査読付国際ジャーナル論文投稿支援事業
- 2023年度査読付国際ジャーナル論文投稿支援事業
- 2022年度査読付国際ジャーナル論文投稿支援事業
- 2021年度査読付国際ジャーナル論文投稿支援事業
- 2020年度査読付国際ジャーナル論文投稿支援事業
- 2019年度査読付国際ジャーナル論文投稿支援事業
- 2018年度査読付国際ジャーナル論文投稿支援事業
- 2017年度査読付国際ジャーナル論文投稿支援事業
関連事業
問い合わせ先
こちらのお問合せフォームからご連絡下さい。
(担当: 研究企画室 )